2014年8月18日月曜日

莇平の夏

「考えすぎだよ」の真意は
「考えるのをやめろ」ではなく
「考えるべきところから逸れている」とか
「何も考えないくらい必死で絵を描いてみろ」という意味だった。

なんで私のことそんなに見透かしているの?と思うようなアドバイス、山山山のみんなからもらった。
あああああああああ、こういう会話、ひっっっっっさしぶり・・・・・と思った。
褒められてばっかだったから、ちょっと忘れかけてた。他人に指摘されること。
けっこう自分で自分を律したり、緩めたり、自分でなんとかする感じだったんだけど
ああーーそう。山山山のみんなや、先端のみんなって、言葉にしてくれるんだ。
優しかったり遠回しだったり直球だったりひねくれてたり、どんな言い方であっても、いつもまじめに言葉にしてくれる人たちなんだ。
ていうか彼らは、私の駄目なとこをちゃんと知ってる。
あらためて教えてくれてありがとう。

アーティストをカッコイイと思うのは、勝負してるところ。
だってまず、稼げない福利厚生もない生活を覚悟してるんだもん。
それに頑張りどころを見極めたり、心も体も集中して真剣に向き合わないと作品て厚みを持てないし、自分であれ他人であれ、何かにぶつかって成長していかないと生き抜けないもん。
空鼠と同様、山山山のみんなも接点が多くて、すごく色んなイベントで一緒だった。彼らと出会って6年だし。ものすごい葛藤したりボヤけたり不安定な時期からお互い知っているから、彼らのめまぐるしい成長を目の当たりにして本当めっっっっっっっっちゃ嬉しかったし、驚いたし感動したし彼らすげい、いい働きをしていた。
山山山という化学反応というか、抜群なコンビネーションというか相性というか。
彼らは莇平だからこそ活きる部分がある。彼らをプロデュースする能力はわたしにはないけど新しい時代のアートのあり方が垣間見えた。
私は悠くん、山山山、慧くん、ミヤタさんの活動にものすごいものすごいものすごいものすごい可能性感じる。
ちなみにくるり(新曲すごくいい)にも感じる。

もちろん、自分にも。笑

私ほんとすごく応援してる。
そんで自分も彼らのように、たとえほんの一時でも、真価を発揮する瞬間を迎えたいから、頑張るんだ。

あざみひらに行ったあと想像力がふつふつと湧いてきたので気付いた。
「あ、絵が描きたくなるときって風景が自分の身近な感覚と結びついた瞬間なんだな」って。
風景そのものに感動しても、それが絵を描きたいという気持ちに繋がらないことが常陸太田にいて少し申し訳ないな〜って思ってたところだったんだけど、ああそういうことかって。
常陸太田でも、近所のおばあちゃんと話している時に見る山や、そんな日々をすごしている中で見る風景って、すっごく愛着を持てるし感情移入できるんだよね。

あら。また当たり前なこと言ってる気がする。


最近のラップはルーツが見えやすくていいね。
ネットのいいところはルーツを調べやすいところかも。
あるいみ、ルーツを探ることや知識を深めてくことが当たり前過ぎて、厚みのない大味な体験になりやすくなっているかもしれないけど。

sugar's campainとavec avecと一十三十一とKOJI-1200(今田耕司!)とNAOHIROCKなどが気になってます。
tofubeatsはピーシャリラ〜!とか水星とかno.1とか好きだけど本人の声があんまり好きじゃないです。しかしとうとう水星とno.1を購入した。

松任谷由実や井上陽水が良過ぎて、アルバム借りよ〜と思った。
松任谷由実は魔法のくすりって曲が、井上陽水はとまどうペリカンって曲が気になった。
あとはタイトルがわからない!
魔法のくすりの歌詞は至言だった。


14日〜16日の3日間、新潟県で行われている大地の芸術祭の関連プロジェクトに参加するため、十日町にある莇平という集落に行った。
莇平(あざみひら)は2003年の芸術祭のとき日比野克彦さんがアートプロジェクトをはじめた集落で、今年は11年目。

まじで行ってよかった。ほんとにほんとにほんとに行ってよかった。
そして行ったおかげで私は少し変わったと思う。
もう内向きになり過ぎない。色んなところに力強く踏み込んでゆく。
そんな気概を手に入れた。
素晴らしい素晴らしい日々だった・・・。


到着した14日(木)は大地の芸術祭のプログラムの1つである北川フラムさんと日比野克彦さんのトークを聞きに、越後妻有里山現代美術館【キナーレ】へ。
内容は、日比野さんが莇平でアートプロジェクトをはじめた頃から今までに至るプロジェクトの全貌を話して、そこに北川さんが「美しいですね」と合いの手を入れる感じで全然トークではなかった。
でもアーティストと地域がマイナスから土台(ゼロ)を作り、その地域での活動が活発になっていくと同時に各地に広がってゆくというアートプロジェクトのモデルケースを勉強できてとてもよかった。


まーなによりほんっと、今年の夏まつりの内容がさいっこうだった。

人が輝いてた。


あまりにも感じることが多過ぎたので、今日はここまで。



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