2017年8月5日土曜日

上でもなく、下でもなく

上につくとか下につくとか、年が上とか下とか、経歴とかキャリアとか強さとか弱さとか表現力とか売れてるとか売れてないとか

私は社長をえらいとも思ってないし、新人が無能だとも思わないし、そもそも先生という仕事をしていると「上・下」という関係で何かを考えたり働くことがない。
常陸太田でのお仕事も、そういえば上司とかいなかったな。
いつも誰とも対等でした。

子供はまず先生を「上」って思ってない。子供たちが話を聞いてくれたり、指示したことを素直にやってくれるのは「やらされている」からじゃないし、「ルールだから」じゃない。
「そうするとうまくいくよ」っていうことを教えてくれていることを、ちゃんとわかっているからだと思う。
この素直さに優越して偉そうにしはじめたら先生、終わりだからね。

子供たちは年下だけど、下じゃない。面白くて、向上心があって、好奇心旺盛で、いつも発見を与えてくれる。まだ手の力が弱いから大人みたいにカッターを使えなかったり、皮膚がうすいからちょっとしたやけども危なかったりする。それは「弱さ」ではないし欠点ではないじゃんね。持ちかたを変えて力を入れやすくしたり、カッターではなくはさみで工夫したり。

人にはできることとできないことがあるんです。正直な言葉で傷つく人もいるし、鼓舞される人もいるし。慣れもあるだろうし。
どう乗り越えてきたかっていう場数もあるのかな。
人に上からモノを言うって、まったく良い効果ないと思う。
忙しくて余裕なくてイラつくんだよね、わかるけど。そうなるってことは、生活か、仕事か、何かほころびがあるんだろう。

ミスして怒られるとか、厳しく言われるっていうのは仕方がないと思う。
でも怒りの連鎖って悲しいね。
上司のそのまた上司は、もっともっともっと権威を重ね着してて、高圧的で万能感に満ちているんでしょ。や〜だなあ〜。

大事なのはお互いに尊敬しあえるかだよね。


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