2014年11月18日火曜日

観念と経験的観測と常識と一般論、言い切れないこと、言い切りたいこと、鋭く 切り込むことで自分の心を乱すこと

予備校時代の恩師である古川弓子さんのアシスタントを微力ながら、かつ短期間ですが、させていただいております。現代美術家として活躍するアクティブでエネルギッシュで美しい弓子さんとお話するのがとても新鮮で楽しいです。絵を描く行為、作家の生き方などは、今の私にとって一番リアルなテーマです。
時間は有限で、しかも止まらない。考え過ぎて思い詰めることもある。それでも日々は流れるので金もかかり、それに伴って働く必要性が生じ、思考をどこにも着地させられぬまま、追い立てられるような生活に息が詰まる。そうしているうち、いつの間にか日常に埋もれそうになることがある。
自分を覆う観念や習慣を「皮膚」と考えるのか、「壁」と考えるのか。それだけで視点がガラリと変わる。いつも何かを選択したり、削ぎ落としたり、判断したり認識したり疑ったり構築したり解体したり回避したりする。疲れる。
言い切りたいけど言い切れない時、自身の寛容性が問われる。


一つの確信をたずさえて、あらゆる可能性の中でもがき続けることが私の人生だ。


0 件のコメント: