2023年8月11日金曜日

円が意思を持つとハートになる。

社会の中でスムーズな人間関係を構築しなければならない

それが「大人」である、「まとも」であると考えていた。

というか、その枠にはまろうとしていたのが2016年からの自分だった。


本当の自分に誰も触れてほしくなかった。でも、実際は、そうやって秘めていることによってどんどん劣化していくんですね。。感覚というものは。


色々な殻を破り、時間的制約を破り、どうにかこうにか、このブログを更新するに至ったのが、まさに今。


最近読んだ画集は「アンリマティスの諸芸術のレッスン」と豊井祐太さんの「水と手と目」という画集です。

豊井さんの画集は言葉と絵がどちらもすごく響くよい画集でした。


映画は「君たちはどう生きるか」を観て、展覧会はマティス展、ホックニー展を観ました。

はっきり言って今年さ、豊作すぎません?

私、なかなか外出られないのに、、だからこそ、行きたい気持ちを抑えられず時間を作って行くんですけど。


もう一度、ホックニーと君たちはどう生きるかは観に行くつもり。映画は今月行くつもり。

損保美術館でやってる山下清もみたいよ!!!


外は灼熱。なんだよな。清澄白河も新宿も、行きたくないわー。

コンクリ無理だーー。笑

家出た瞬間から激アツだもんね。


まあとにかくいろんな作家の破壊力。迫力。色々感じますよね。いいですよね。

普通じゃないよ。普通とか言ってる人一番おそろしい説。

夫が自分のこと普通って言うけど、あれは周りの人との比較じゃなくて、完全に自分で自分をまっすぐ肯定してる表現なんだよね。だから、まあそれは例外だなと思う。


ひっさしぶりに文章書いているのはね、やっぱり書きたくて、それだけ。

書く人なんだ私は。

自分の思いを言葉にして発信したいんだ。


何かまとまったキーワードやテーマで書くわけじゃないけど

今回は

溜まってるんですよ、鬱憤も、喜びも、あらゆるものが!


あっと、野暮用ができたのでまた。


戻ってきたよ。


朝起きると体ばきばき。

ストレッチめんどうくさい。

ストレッチしても体ばきばき。

絵を描いていると自然と体が柔軟になる、とかならいいのに!!

絵も読書も、家事も、全部、体ばきばきになるじゃない。


毎日座禅と、散歩と、ストレッチだけしている人生だったら、悟りひらけそうだね。


とても抽象的な話だけど、昨年の8月から、いや、もっと前かな。結婚してからだろうか。ずっとブルーグレーにマゼンタが少し混ざったようなくすんだ淡い色だった思考が、尿道結石みたいに、ずっと体内に居座っていて、痛みはないけど何かくすんだ、時空のない焦燥が漂っていた。一言でいうと「くすぶっていた」。

で、4月くらいからなんとなく窓から光が差し込んで、かと思えば耐え難いほどの熱波が襲ってきて、我を忘れていた。

完全に自分を放ったらかしにして、ふと鏡を見て「私って私なんだっけ」となっていた。

だんだんと目を覚まして、映画とか展覧会とか見て心が蘇って、自分の感じ方、考え方っていうのが見えてきて、社会と接続したり亜空間と接続して、言語と非言語の行ったり来たりを繰り返して、そうして徐々に私のリズム、私の呼吸っていうのを意識できるようになってきた。


すごい焦りと、不安と、面倒臭さと、どこから手をつけたらいいんだろうという迷いと、自己否定と、だけど粘る諦めの悪さ。

そこから、具体的に、明確に、言語化、体現ってなっていった。

でもくすぶってて、もやっとしてて、目的がたくさんあって、とりあえずここからならできる!っていうところから、ほんと一歩ずつ。

線を一本引くところから。


そうして蘇ってきた、そして湧いてきた。ふかふかと柔らかく、軽く、健やかに。

うーんと思ったら、その先に踏み込んでみる。

下手くそでも。


言葉にしなかった時間、言葉にできなかったもやもやした時間は足跡となって、いつのまにやら地面を踏み鳴らしてふかふかに耕していた。

そういうもんだよね。


違和感とか、ぼんやりとか、さみしいとか、怒りとか、鬱憤とか、さまざまなこみあげる感情に一喜一憂して、頑張ったな、と、今は思う。


一進一退だけど、まずは言葉を吐き出してみた。


タイトルについては急にふっと思ったんだけど

円がゆらゆらゆれたら、曲線が2つになるなって思って。

曲がって曲がって曲がって、ずっと同じベクトルで永久機関だった円が、ぐにゃっと2つの向き、3つの向きになっていってさ。

それでハートになるなと思って。


私がいつも描いていた手ぐせの流線形、手ぐせから生まれたハート人間って、あー、意思をもった円なんだなと思って。

円が自由を欲して、欲望を体現するとハートになるのかなって。

へへ、うまく説明できないけど。私の中では着地した。