2019年6月25日火曜日

展覧会の感想 6月 都現美 横浜美術館

悩みしかないけどそれはカルシウムになる。

私が急いで作った柄谷行人のレジュメはひどいもんですね!
明日は無為の共同体の読書会です。


たびたび美術館に行っています。
展覧会ってしんどい時があるし、感動することもあるし、落胆することもあるんだけど
一貫して「人間の体力」を感じるので、鑑賞自体は好きなほうです。

東京都現代美術館の「100年の編み手たち」

「アートって、不毛・・・だ」と感じた。
展示空間自体は広々してて楽しいので、途中からテンション上がって踊るように絵をみたりした。
触り心地のよいふわふわなスカートで行くのがオススメ。

みんな頑張ってるな…と思ったし、いいアイデアもうまれた。美術館の近くにすみたいとおもった。

でも、この日は、アートって、不毛って思った。
希望って思う時もある。
どっちもある。
自分が展覧会に何を求めているのか、でも変わる。
作家たちの作品が不毛、というより、この展覧会で何かを網羅しようとゆう取り組み自体が不毛、とゆうことかもしれない。


横浜美術館 meet the collection アートと人と、美術館

タイトルが最後に帰ってくる、って感じの素晴らしい展覧会だった。
これでわかった。やはり都現美は展覧会がつまらなかったんだ!

横浜美術館のコレクションのセンス抜群だし、運動会だった。
運動会っていい響きだな!
チームプレー。人間の体の力。学芸員さん素晴らしいと思う。DJ学芸員!
ビューーーティフルワールドだった。

みてくださいよ。この、章立て。素晴らしいですよね。

第Ⅰ部 LIFE:生命のいとなみ

  • Ⅰ- ① こころをうつす ゲスト・アーティスト:束 芋
  • Ⅰ- ② いのちの木 ゲスト・アーティスト:淺井裕介
  • Ⅰ- ③ まなざしの交差
  • Ⅰ- ④ あのとき、ここで

第Ⅱ部 WORLD:世界のかたち

  • Ⅱ- ① イメージをつなぐ ゲスト・アーティスト:今津 景
  • Ⅱ- ② モノからはじめる ゲスト・アーティスト:菅木志雄
  • Ⅱ- ③ ひろがる世界

生命のいとなみ!
いとなみ!
まなざしの交差!?
あのときここで!!
からの世界。

わあっとなりませんか。

この世の中は何でできてると思いますか
一次元、二次元、三次元、四次元という考え方もありますし
科学的な目線もありますし
イメージの世界、現象の世界、あとは仏教なら六道という考え方もあります。
どんなものでもいいけれど、この世っていろんな成分が混ざり合ってできてますよね。
この章立ては、構造と成分表のデザインがわかりやすいって感じです。私にとっては。
街めぐりをする際、山登りの際、いろんなルートがあったりしますね。
いろんな巡り方があるんだけど、このルートでどうぞ!って案内してくれるような感覚です。でもね、ちゃんと抜け道もあったり、玄人にも素人にも楽しめる街巡りなんだな。

世界という認識の前に、命への認識があるって感じがすごいわかる気がしました。



展示の内容に関してですが
浅井祐介さんはすごいと思いました。
めっちゃ壁全体に絵が描いてあるのに、他の作品たちを邪魔していない。
こんな風に融合できるのは何故なんだろうって思った。
浅井さんの表現は、私たちの目に優しいということなのかな。



情報だらけの世の中で私がこのブログを書く意味はなんだろう。
ひとりとひとりがつながる行為だと思っている。

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