2017年12月30日土曜日

素朴な言語 本能 芸術

面と向かって褒めてくれる女性はいても、男性は仲が良くてもあんまり言わない。
私はあんまりない。
口説くつもりでもなく、ただ思ったから褒めてくれる男性はとても素敵だと思う。
そんな素敵な行為を謙遜して上手くキャッチアンドリリースしちゃだめ。
上手く受け答えできることより、素直に受け止めるほうがよいコミュニケーションだと思う。
びっくりして恥ずかしいけど嬉しいんだから、嬉しいって伝えないとだめ。
もしも相手が下心まんまんでも、こわがらない。いやがらない。
モテても疲れないタフな人間に自分が変わるほうが絶対いい。

ありがたく、素直に受け止めよう。
良い言葉を全部自分の力にする。

自分がこんなに変わったのは子供と関わるようになったことが大きい。
素直で健やかでしなやかな肉感。拙い発音と大きな声。
触れるとすごくありがたい感じがする。元気になる感じがする。
ずっといると疲れるけど。
子供は色んなことを教えてくれる賢者であるように感じる。
神のような存在にも感じる。
やはり子供には神秘的な力がある。

褒めるのが上手くなくても、褒められるのが上手くなくても大丈夫。
ちゃんと気持ちが入っていれば、かならず伝わる。
私も素直な人を見習って男女関係なく、人を素直に褒めるぞって思った。
言わなくてもいいのにちゃんと言うって、すごい。
言われた私はその日のMVPだ。
そうか。これって褒め言葉に限らない。
逆に、ここが良くないと言われることもそうだ。
それを言ってくれたことってすごい。
それに、よく聞いてみると褒め言葉が実は込められてたりするんだろうな。
それを聞き取る。

アートって人間が作り出すものではない、やっぱりないのだと思った。
そもそも、自我の存在も、おそらく物理現象によって生起するもので、生きるために必要だからある、だけど実際のところそんなものはない。というのが真理なのだと思う。

面白いのは人間はかえりみることに真剣なところ。
文脈を理解したい、ルーツを知りたいというのは原初に回帰したい欲求なのだろうし、それは「悟りの境地に達したい」とも近いし、ある意味で「死にたい」にも近い。
人はあらゆるものを分類することが好きだし、集めることが好きだ。
しかし常に目の前には分類できないものが現れ続ける。
私は強い自我を薄めていこう。全てが一体になる瞬間に、もっと深く身を投じるために。
大きなことも小さなことも同じような運動が起きていることに気づくと風が吹く。

0 件のコメント: