物の理をえがこうと、昨日から一枚
鉛筆を紙に押しつけ、手を動かしている。
無数の線が重なり内から外へ広がっていく
それは自分が描いている線だが、コントロールしているのは自分ではない気がする。
ここからこの広がりはどこへ向かっていくんだろうと、自然現象を観察するような視点を持っている。
描きながら観察し、描きながら考え、描くことではなく観察することに集中している時は「ぜんぶが調和している」心地になる。
折り曲がり、回り込み、奥まり、放出し、漂い、吸い付き、増殖し、絡み合う
紙の上で起きていることは自然現象の中の、目に見えていない微細な変化や成長と類似しているんだろう。
物の理を描こうとすることで、私という幻と物質界の現象を全て透明にできる。透き通って、境がなくなる。
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