2014年6月12日木曜日

思考に費やす時間の蓄えが足りない。

夏の展示のために制作中です。
破裂しそうな創作意欲からストーリーを繋いで行く描き方ではなくて
なんとなくこんなイメージに仕上げたい、からはじまった描き方だったので
途中で手詰まりになってしまいました。

辻褄を合わせなければなりません。
あーでもない、こーでもない・・・少し間を置かなきゃ・・・。

私の人生で出会った人のほとんどが物作りをする人たちでした。
こちらではアーティストではない人たちとの関わりが主です。
都会から田舎へ、芸術畑から社会へ。
環境のギャップはすごいと思います。
内部からしか見ていなかった世界を、初めて外部から感じています。

移住してから7ヶ月経ち、コミュニケーションでも会議でも色んなギャップがあることに気付きはじめました。
自分はよく変だと言われるし話すとポカンとされることが多いです。
でも同様に、私は会議の内容を聞いていてボカンとすることがあります。
どうやらみんな本質についてはあまり語らないようです。
めちゃくちゃ不思議です。
そんな日々で、自分のうっかりしている性格や常識はずれな行動だけでなく、母が天然ボケで、父は変人であるということにも気付かされました。

時々友達のアーティストと話すとハッとします。
私と同じ世界の人だ!と驚きます。
そうして、あー、自分は「アーティスト」なのかあ・・・・。ふうん。
と、謎の自覚をしてみます。



会議はもちろん「アーティスト」とか「アート」って言葉が何度も出てきます。
役所の人たちがその言葉を発するだけでときめきます。
みんなの中にもやもやと「アート」ていうものが浮かんでて、ぽやんぽやんと漂ってるのを掴もうとしているコミュニケーションは興味深いです。
そして私は「アーティスト」として扱われていて、それも面白いです。
今までの「アーティスト」しかいない環境では「お互い人間である」という感覚でしたから、「アーティスト」として役所や地域や社会と結びついている状況はなんだか不思議だし新鮮だし、これは本当に本当にワクワクすることなの、わかりますか!
アートの力を一番に信じているのはきっとアーティストでしょう。
その力を発揮する場は美術館だけではない。

この思考を、この感性を、この視点を、まちづくりにいかせる。


私が生きていた世界はとてつもなく狭かったということを知ったのです。
環境もあるし、他ならぬ私が作り出した観念でもあったわけです。


先日の会議の充実感を誰かに共有したい。
役所の仕組みも社会の仕組みもほんとに全然わかってないし、会議でみんなが話している次元と別次元にいるため、会議に出るとめちゃくちゃ楽しいのです。
制作活動に専念するだけじゃつまんない。
自分の行動範囲外のことに首を突っ込み続けたい。
腑に落ちる部分や居所をその都度見つけて行くのが楽しい。

こんな風に思えるくらい、常陸太田での出来事をやっと客観視できるようになったのです。


いろんなアーティストが遊びに来てくれたらいいなと思う。
物作りをする人たちの感性にはっとする。
自分と近い目線を持っていて、ほっとする。
一緒に散歩をしたらとってもとっても楽しいことを確信してる。


SNS、疲れちゃう。
話したり調べたり考えたりすることがどんなに大事か。
それは何にたいしても言える。
考えるだけじゃなくて、話すことも、また考えてゆくためにすっっっごく大事だ。
話し相手は1人でもいいと思う。

先日の会議で思ったけど、逆転の発想とポジティブに頭を切り替えることって、すっっごくすっっっごく生きるために必要な能力よね。

直感は知恵と繋がっている。
直感を鍛えることは知恵を持つために必要なんだ。
直感磨いて、理解できないことは調べて、考える・・・それしかない。
インターネットの中も本の中もさんざん迷子になって混乱するけど、自分の直感、頑張れ!

いつか常陸太田を離れたとしても定住するなら直売所の近くがいい。

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